自分はどの分類に当てはまるのかな?
上記の疑問を、解決します。
自分がHSPであることは、なんとなく理解できたけど、HSPの種類によっての違いも知りたいですよね。
ひとえにHSPといっても、実は人によりさまざまな個性があります。
HSPの種類によっては「内向的な人」「外向的な人」「積極的で行動的な人」など、幅広い特徴をもっているのです。
そこで、今回はHSPの4つの種類について、深堀していきます。
この記事でわかること
- HSPの4つの種類の違いがわかる
- 自分がどれに当てはまるか理解できる
- HSPの4つの種類に共通する特徴も解説
この記事を読むことで、HSPの4つの種類を理解でき、自分に当てはまるHSPのタイプを知ることができるでしょう。
この記事を書いた人
(@kazkaz_yasen)
- 夫婦でHSP(ミニマム生活実践中)
- HSP本を10冊読破
- 繊細すぎて転職5回経験
- 仕事をシフトダウンするために副業や投資に奮闘中!
【基本解説】そもそもHSPとは?
まずは、HSPの4つの種類を知る前に「そもそもHSPとはなにか?」を解説します。
HSPとは、あらゆる刺激に敏感に反応する気質をもつ人のことをいいます。
「HSP」は、心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が1996年に、著書【ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ】で初めて提唱した気質です。
HSPを理解するうえで、最も大切なのがHSPは性格や癖ではなく、あくまで「気質」であるということです。 「気質」とは生まれつきのもので、後天的に表れることではありません。
良く勘違いされているのが、HSPは「神経質な人」「細かい性格の人」みたいなイメージをもつ人がおおいです。
HSPとは「脳」や「体」が生まれつき敏感に反応してしまう人であって、「性格」や「癖」とは違います。
より詳しくHSPについて知りたい人は「HSPとは?診断テストや特徴をわかりやすく解説!」で解説しているので、ご覧ください。
HSPの4つの種類の違いを解説!
HSPを理解したところ、より詳しく「HSPの種類」について解説をします。
実は、ひとえに「HSP」といっても、HSPさんは人によってさまざまな特徴をもっています。
「内向的で物静かな人」「刺激を求める人」「人の交流が好きな人」など、人によってその特徴はさまざまです。
HSPの種類は、以下のように4つの種類に分類されます。
自分がどのHSPに当てはまるかを考えながら、見ていきましょう。
1.内向的な「HSP」
HSPでもっとも多い割合で存在しているのが、内向的な「HSP」です。
HSPさんの約70%が内向的な「HSP」だといわれています。
内向型のHSPさんは、刺激を避けて、静かに過ごすのが好きです。
内向型HSPの特徴
- 人といるより1人が好き
- 物静かでおとなしい人が多い
- 行動に対して慎重な人が多い
- チームで動くのが苦手
- 新しいところよりなじみの場所が好き
内向型のHSPさんは、強い刺激を好まず、1人でいることで体力を回復します。
ココがポイント
たとえば、、内向型のHSPさんは、人に傷つくことをいわれたときも、言葉には出さず自分の心と何度も会話をします。
外交的な人は、すぐに「言葉に出して」意思を伝えますが、内向型HSPは自分の中で問題を解決しようとするのです。
2.内向的で刺激を求める「HSS型HSP」
HSPの中でも、刺激を求める人を「HSS型HSP」といいます。
HSP全体の約6%と、割合としてはかなり少ないといえるでしょう。
ココがポイント
HSS型HSPは、刺激を求めて行動をしますが、外向的な性格ではないです。
内向性の強さは、HSPと変わらず、刺激に対しても敏感です。
HSS型HSPの特徴
- ジェットコースターやお化け屋敷が好き
- 新しいお店や旅行先を開拓したい
- 家でじっとしていられず、1人でも外出する
- 新しいことにどんどんチャレンジしたい
HSS型HSPは刺激に対して敏感で、好奇心が旺盛です。
そのため、内向性も強いので、人と遊ぶような、外向性の高い刺激の求め方はあまりしません。
1人で刺激を求めるタイプが多いのが、HSS型HSPといえるでしょう。
3.外交的な特徴がある「HSE」
HSPさんの中でも、外向性が高い人のことを「HSE」と呼びます。
外向性が高いので人と会うことを好みます。一見すると、HSPに見えないのも「HSE」の特徴といえるでしょう。
HSEの特徴
- 人との交流や会話が好き
- チームで行動するのを好む
- 困っている人を放っておけない
- 外向性は高いが強い刺激は苦手
HSEは外向性が高いですが、強い刺激に対してはネガティブです。
ココがポイント
しかし、社交性が高く、人と会うのが好きであっても、HSPの気質があることに変わりはありません。
たまには1人の時間を作ったり、自分の内面と向き合う時間も、HSEの人にとっては大切なことです。
4.外交的で刺激を追求する「HSS型HSE」
「HSS型HSE」は、刺激を求めて外向性が高いHSPのことをいいます。
もはや「刺激を求めて外向的な人は、HSPなのか?」と、疑問に思う人もいるでしょう。
しかし、HSPとは「内向性」「外向性」とは関係はなく「体」や「脳」が敏感に反応する人のことを指します。
なので、刺激を求めて外向的な人でも「HSP」の気質をもつ人は、一定数存在するのです。
ちなみに「HSE」の多くは、HSS型HSEといわれています。その理由としては、外向的な人はそもそも積極性が高く、刺激を求める人が多いことが影響しています。
HSS型HSEの特徴
- リーダーシップがあり積極性が高い
- 友人が多く、常に人と会っている
- 自分が注目されるのが好き
- 書くより話す方が得意
HSS型HSEは、人前に出ることを苦にせず「内向型HSP」とは、全く違う特徴をもっています。
ココがポイント
「一般的な外交的な人」と「HSS型HSE」の違いは、疲れやすさにあるでしょう。一般的な外交的な人は、人と交流することで、ストレスを発散したり、体力の回復をします。しかし、「HSS型HSE」は積極性が高く人と会うのが好きですが、「脳」は刺激に対して敏感に反応します。そのためアグレッシブな性格とは裏腹にすぐに疲れてしまうんですね。。
「HSS型HSP」であっても、刺激に敏感であることに変わりありません。「1人時間を意識的に作る」など自分をケアする時間を確保するのが大切でしょう。
すべての「HSP」の種類に共通している特徴
HSPには4つの種類があり、それぞれに違った特徴があります。
「内向的な人」「外向的な人」「刺激を求める人」と、同じHSPでもさまざまな特徴をもっています。
しかし、HSPには以下の共通している特徴も存在するのです。
HSPに共通する特徴
- 深く処理する
- 過剰に刺激に反応する
- 感情に反応しやすく、共感力が高い
- 5感が敏感で小さな刺激も察知する
この4つの特徴があれば、「外向的」であってもHSPの気質があるといえるのです。
HSPは70%が内向型のため、「HSP=内向的」と思われがちです。
しかし、家庭環境や人間関係によっては、敏感な気質があったとしても「外向性」が高くなります。
たとえば、、
- 両親、兄弟が外交的な家で育った
- 敏感な気質を肯定できる環境にいた
- 親に知り合いや親戚が多く外向的になるしかなかった
上記のような環境で育ったからといって、必ず外向的になるとは限りません。しかし、HSPであっても育つ環境によって外向的にもなりえるのです。
HSPの共通する特徴「DOSE」については「【基本解説】HSPの代表的な4つの特徴「DOES」とは?」で、詳しく解説しています。
まとめ:自分がどの種類のHSPか理解して、適切な対応をしよう!
今回は、HSPの4つの種類について、解説しました。
復習もかねて、もう1回4つの種類を見てみましょう。
HSPの4つの種類
- 内向的な「HSP」
- 外交的な特徴がある「HSE」
- 内向的で刺激を求める「HSS型HSP」
- 外交的で刺激を追求する「HSS型HSE」
正直、自分は「HSP=内向的」と勝手に結びつけて考えていました。。
しかし、HSPの書籍を読むうちに、外向的な人にもHSP気質をもつ人がいることを知りました。
HSPの70%が内向型であることを考えると、外向的なHSEさんは、HSPの中でも少数派な存在です。
そのため、自分がHSPであることにも、気づいてない人が多いのかな…と感じました。
この記事を読んで「自分もHSPかも」と感じた人は、もっとHSPのことを知っていきましょう。
以下の記事で、HSPの基礎知識は十分に網羅できます。
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