「介護施設で働いているけど、毎日がつらくて、仕事に行きたくない…。」
こんな思いをしていませんか?
ぼくは、内向型HSPとして、介護施設で働いていたので、HSPさんのつらい気持ちが、痛いほどわかります…。
ぼく自身、施設がつらいと思いながらも、7年間も続けていました…。
その理由は、つらいと感じながらも、結局は辞めずに続いていたので、適性があると勘違いしていたからです。
しかし、ストレスで肌荒れに悩んだり、職場に行くだけで憂鬱だったりするのは「やはり働き方に問題があるのでは?」と漠然と悩んでいました…。
「介護施設の何がつらいのかわからず、漠然と悩んでいる…。」「辞めたいけどほかの介護職の働き方が思いつかない…。」
本記事は、このように悩んでいる人にマッチする内容です。
この記事でわかること
- HSPさんが介護施設に向いていない7つのポイント
- 介護施設に働きやすいところが存在しない理由
- HSPさんにおすすめの働き方「重度訪問介護」について解説
- 施設で働くなら「介護派遣」をおすすめする理由
上記について解説します。
この記事を読むことで、HSPさんが介護施設で働くのがつらい理由が理解でき、さらに、HSPさんに理想的な介護職としての働きかもみつかるでしょう。
この記事に信頼性
- 現役介護士で内向型HSP
- 介護士として10年間勤務
- 介護施設で通算7年間の勤務経験あり
- 介護福祉士の資格取得済み
- 現在は夜勤専従の「重度訪問介護」で3年間働く
HSPさんは介護職自体は向いている
HSPさんは、介護施設が向いていないのであって、介護職自体は向いています。
HSPさんの持っている気質と介護職に必要な能力は、相性がいいといえるのです。
介護に生かせるHSPの気質
- 共感力⇒利用者さんの悩みに寄り添える
- 危機管理能力⇒大きな事故を防げる
- 人の感情を読み取る能力⇒利用者さんを不穏にさせない
- 些細な変化に気づく⇒病気を早期発見できる
これらの気質は、介護士として働くうえで、大きな強みになります。
介護士とは、利用者さんの生活に寄り添う仕事です。
HSPのもつ繊細な気質は、利用者さんのプライベート空間に介入する介護の仕事だからこそ、強みを発揮するのです。
HSPさんが介護職に向いている理由は「HSPに介護職は適職なの?向いている4つの理由と職場選びの重要性について解説」で詳しく話しています。
HSPさんが介護施設に向いていない7つの理由
内向型HSPで、実際に7年間介護施設で働いたぼくが、HSPさんが介護施設に向いていない理由を解説します。
「7年間も働いたなら、向いていたんじゃないの?」
こう思う人も、いるでしょう。しかし、1つの施設に7年いたわけではなく、2つの施設で3年半ずつ務めました。
「石の上にも3年」という世間の目を気にして「最低でも3年以上はいないと」と無理して働いていました…。
7年間、施設で働いて、つくづく自分には合わないと感じたのは、以下の7つのポイントです。
介護施設が向いていない7つの理由
- イベント・レクリエーションに疲弊する
- 人間関係に振り回される
- 施設長に評価されずらい
- マルチタスクだらけ
- 職員・利用者さんが多い
- ミーティングが苦手
- 急変・事故対応が多い
1.イベント・レクリエーションに疲弊する
ぼくが施設で一番苦手としていたのが、イベント・レクリエーションです。
自分が内向型HSPであるからかもですが、人前でなにかを行うのは苦痛でしかなかったです…
施設では、イベントやレクリエーションが毎月のようにおこなわれます。
施設でおこなわれるイベント
- 夏祭り
- ひな祭り
- 敬老会
- 七夕
これらのほかに、利用者さんの誕生日やおやつ会などもありました。
2.人間関係に振りまわされる
介護施設は、職員の人数も多く、さらに業務も激務なため、人間関係も悪化しやすいです。
そのため、HSPの気質をもっていると、毎日のように人間関係に振り回されます。
HSPさんが振り回されるポイント
- 悪口のいいあいに付き合わされる
- 意見の違いに振り回される
- グループの対立に振り回される
このように、施設で働いていた時は、常に人間関係に悩まされていました。
介護施設には、高い確率でお局さんもいます。お局さんに嫌われるとターゲットにされて、業務を常に監視されるなんてことも…。
HSPさんは、人の感情の影響を強く受けるので、介護施設の複雑な人間関係は、もっとも合わない環境といえるでしょう。
3.施設長に評価されずらい
介護施設で働いていも、HSPさんはなかなか評価されずらいです。
その理由は、業務をどれだけ真面目にそつなくこなせても、施設長にはっきりと自分の意見をいえる人が評価されるからです。
しかし、HSPさんは自分の意見を相手に伝えるのが苦手で、なかなか施設長にアピールできません…。
大きな施設になればなるほど、施設長は現場のことを把握していない場合が多くなります。
そのため、施設長からしたら、現場で真面目に働いているけど「自分からアピールしない職員」は目に入りません。介護施設では、こまめに施設長に意見をいっている職員のほうが評価されやすいのです。
これは、意見を伝える職員が悪いのではなく、会社で評価される仕組みの問題なので、仕方のないことです。
しかし、HSPさんとは相性の悪い環境であることも、間違いないでしょう。
4.マルチタスクだらけ
介護施設は、常に同時並行で業務を進めないと、仕事が終わりません。
しかし、HSPさんはこういったマルチタスクが非常に苦手です。
その理由は、HSPさんの特徴である「深く考える」気質に影響しています。
HSPさんは、1つのことに集中して、ゆっくり考えることで強みを発揮するのです。
施設は、業務の流れも速く、同時並行で業務を進める必要があり、HSPさんの頭の処理が追い付かない状況が続いてしまいます。
常に「マルチタスクだらけ」の介護施設の環境は、HSPの気質と相性が悪いといえるのでしょう。
5.職員・利用者さんが多い
大きな介護施設であれば、もちろん利用者さんや職員の人数は増えます。
しかし、HSPさんは人が多い環境も得意ではありません…。
施設は、職員や利用者さん以外にも関わる人は多いです。
- 職員
- 利用者さん
- ご家族さん
- 業者の人
- 職業見学の学生
こういった、さまざまな感情がいきかったり、人の話し声などのにぎやかな環境が、HSPの気質と相性が悪いのです。
6.ミーティングが苦手
介護施設で働いていると、毎月のようにミーティングがおこなわれます。
しかし、HSPさんはミーティングが得意ではありません。
ぼくは、ミーティングの意見交換の速さにつてい行けず、何も発言できなかったこともたくさんありました…。
HSPさんがミーティングが苦手な理由
- 人に意見を伝えるのが苦手
- ゆっくり考える気質と相性が悪い
- 人の気持ちを察してしまい疲れる
このように、ミーティングと相性が悪く、1回のミーティングだけで、1日疲弊してしまいます…。
また、施設によっては休日にミーティングがあります。
ミーティングのためだけに会社に行く必要があり、休日なのに精神的疲労を逆にため込んでしまうことも多いです。
ミーティングとの相性が悪いのも、HSPさんが施設に向いていない大きな理由の1つでしょう。
7.急変・事故対応が多い
大きな施設であれば、利用者さんが急変したり、事故が頻繁に起こります。
こういった環境は、HSPさんには刺激が強く、ストレスが大きくかかります。
夜勤のときも、急変や事故が起こらないかと、びくびくしながら働いていました…。
急変、事故対応は臨機応変な素早い判断が求められます。
しかし、ゆっくりと考えるHSPさんは急な対応が苦手でパニックになりやすいです。
重度の利用者さんが多い介護施設は、HSPの気質と相性が悪く向いていないのです。
【悲報】優良な介護施設は存在しない
ぼくは、2つの施設で働きましたが「正直、どっちもどっちだな…。」という印象です。
1つ目は、従来型の特養で働き、2つ目はユニット型の小規模型特養で働きました。
以下が、働いた2つの施設の特徴です。
施設タイプ(特別養護老人ホーム) | 特徴 |
従来型 | 1部屋4人の多床室で利用者さんが暮らす施設で、1フロアに30~40人程度の利用者さんが暮らしています。利用者さんの人数が多く、事故や急変も多いです。 |
ユニット型 | 1人1部屋の個室タイプの特養で、1ユニットに8~10人の利用者さんが暮らしています。従来型に比べゆったりしている。 |
従来型の特養に疲弊して、小規模のユニット型の特養に転職しましたが、働き方は大きく改善しなかったです。
その理由を、以下で解説します。
どこの施設も大きな流れは一緒
介護施設に優良な施設が存在しないと言い切れる理由は、どこも仕組みや業務の流れが一緒だからです。
基本的に従来型であれ、ユニット型でも、職員配置や利用者さんの人数も、国で決められている基準があります。
国の基準を満たせばいいので、施設により、多少の違いはありますが、基本的には人員は大きく変わりません。
介護職員は、基本的に人手不足なので、どこの施設も国の基準のギリギリの職員配置でやっているところが多いのが現状です。
さらに、介護施設は基本的に大きな業務の流れは変わらないです。
介護施設の1日のおおまかな流れ
- 朝の離床介助
- 朝食の食事介助・服薬介助
- 臥床、おむつ交換
- 水分補給、入浴介助
- 昼服介助・服薬介助
- 臥床・おむつ交換
- おやつ介助・レクリエーションなど
- 夕食介助・服薬介助
- 口腔ケア・就寝介助
- 2時間に1回の巡回、体位交換・おむつ交換など
大体ではありますが、ほとんどの施設が同じような流れで進んでいきます。
人間関係はもしかしたら良好なところがあるかもですが、それも入ってみないとわかりません…。
どこの施設も、こなす業務も多く、人員配置も似たり寄ったりです。ユニット型、従来型であっても大変なことに変わりはなかったです。
従来型よりはユニット型の方が少しマシだったレベル
ユニット型、従来型の施設で「どちらも同じ」と書きましたが、どちらかといえば「ユニット型のほうがマシだったかな」と感じます。
それも、ユニット型が圧倒的によかったわけではなく「まだマジだった」といえるレベルです。
どちらにしても、マルチタスクは多く、急変、事故対応もあります。
ユニット型が従来型より良かった点
- 個室対応で従来型より人数が少なく、職員の負担は軽減される
- 1フロアを1人で回すことが多く、比較的自分のペースで働ける
- 急変、事故対応は従来型より少ない印象
上記のメリットは、従来型と比べてなので、決してユニット型が働きやすかったわけではありません。
結論、ユニット型のほうがマシになっただけで、働き方は何も解決しなかったです。
施設に転職しても働きにくさは解決しない
介護職として「働きたい」または「現在働いている」人に伝えたいのは、HSPさんは施設で転職を繰り返しても、働きにくさは解決しないということです。
もちろん、HSPだからといって「必ず介護施設が合わない」わけではないです。
働く施設によっては、相性がいい場合もあるでしょう。
しかし、内向型HSPのぼくが、通算で7年間施設で働いてきて、最後まで働きやすいと感じることはなかったのも事実です…。
「じゃあ、HSPは介護職には向いてない?」「どんな働き方がいいの?」
このように、疑問を持ったでしょう。
ぼく個人的には、HSPさんは「訪問介護」「介護派遣」の働き方がマッチしていると感じています。
次の章で詳しく、お話ししますね。
HSPさんに「重度訪問介護」がおすすめな5つの理由
ぼくは、介護施設で働いているときは、介護に嫌気がさしていて、正直辞めたいと思っていました…。
しかし、現在は夜勤専従の訪問介護士として働いていて、ストレスなく快適に働けています。
訪問介護といっても、ぼくは「介護保険の訪問介護」ではなく「重度訪問介護」をおすすめしています。
「介護保険?重度訪問介護?何が違うの?」と疑問に感じると思うので、2つの違いを解説します。
以下が、「介護保険の訪問介護」と「重度訪問介護」の違いです。
介護保険の訪問介護 | 重度訪問介護 | |
訪問時間 | 1件につき30分から2時間程度 | 1回の訪問で8時間以上 |
対象の利用者 | 高齢者 | 障がい者区分4以上の重度障がい者 |
ケア内容 | 身体介助や家事援助が継ぎ目なくあり「見守り」はほとんどない。 | 長時間のケアが基本で、必要なときに身体介助や家事援助を行う。ケアの内容は「見守り」が多い。 |
一般的によく「訪問介護」といわれるのは「介護保険の訪問介護」ですが、僕はあまりおすすめしません。やることが多く、1日に何件も訪問する必要があり、移動も多いからです。
さらに給料も安いところが多いです…。
HSPさんが、訪問介護士として働くなら断然「重度訪問介護」をぼくはおすすめします。
重度訪問介護がおすすめな理由
- 人間関係がほとんどない
- 1日1件で移動が楽
- 夜勤専従であれば、7~8割は見守り
- 給料が高いところが多い
- 在宅なので環境も落ち着いている
上記が、重度訪問介護をおすすめする理由です。
「重度訪問介護」の働き方については、以下の記事でさらに詳しく書いています。
こちらもおすすめ
1.人間関係が最小限しかない
これは、訪問介護全体的にいえますが、施設に比べると圧倒的に人間関係が楽です。
人間関係が楽な理由
- 職員に合うのは事務所に行ったときだけ
- コミュニケーションもLINEや電話がほとんど
- 個人で行動しているので派閥ができない
このように、訪問介護士は基本的にみんな1人で行動しています。
関わるとしても、訪問する先の利用者さんやご家族さんがほとんどなのです。
施設のように職員同士のいざこざは、ほとんどありません。
僕ば2年間働いていますが、人間関係で悩んだことはないです。
2.1日1件で移動が楽
夜勤専従の重度訪問介護をおすすめする理由は、1日1件の訪問で移動が楽であることです。
一般的な介護保険の訪問介護は、利用者さんの利用時間が30分~1時間と短く、平均で1日5~6件ほどは訪問をします。
しかし、重度訪問介護は1件8時間以上のケアなので、1日1件だけで訪問が終わります。
移動のストレスは結構大きいので、移動がほとんどない重度訪問介護はおすすめです。
3.夜勤専従であれば7~8割は見守り
ぼくは、重度訪問介護でも夜勤専従をおすすめしています。
夜勤が体に合わない人もいるので、すべての人にはおすすめできませんが、夜勤専従は実はメリットが多いです。
夜勤専従で働くメリット
- 業務の7~8割が見守りで落ち着いてる
- 手当があり給料が高い
- 生活リズムは一定になる
- 夜勤明け、入りの時間を有効的に使える
重度訪問の夜勤は、利用者さん1人の見守りがメインです。そのため、入眠されている場合は、ほとんどやることはありません。
夜勤でやることは少ないといっても、重度の障害者の方を相手にするので、簡単なケアではなのはたしかです。
しかし、1対1で落ち着いて介護ができるので、ぼくは施設より働きやすいです。
4.給料が高いところが多い
夜勤専従の重度訪問介護は、介護保険の訪問介護より、給料も高いところが多いです。
重度訪問介護は、1件で8時間以上と長時間で加算がとれるので、その分給料も高くなるのです。
夜勤専従であれば、さらに夜勤手当もつくので、日勤のヘルパーに比べると給料は高くなります。
一般的な介護保険の訪問介護は給料が安く、訪問件数も増えるため、おすすめできません。
しかし、重度訪問介護は、長時間ケアで加算が多くとれて、給料が高いところが多いので、おすすめです。
5.在宅なので環境も落ち着いている
HSPにとっては、静かで落ち着いた環境は、最重要といえます。
訪問介護であれば、在宅に訪問するので、施設に比べると、静かで落ち着いた環境です。
さらに、重度訪問介護であれば、1に1件の訪問なので、利用者さんとのかかわりも最小限に抑えられます。
介護保険の訪問介護は、1日に何件も訪問が必要で、その都度利用者さんや環境が変化します。
重度訪問介護は、在宅であることに加え、1日1件の訪問なので、環境も落ち着いています。
ただ、重度訪問介護は求人が少ない…
ここまで、重度訪問介護のメリットについて、話しましたが、実は最大の難点があります…。
それは、重度訪問介護は求人がほとんどないことです。
求人が多い業務形態
- 介護施設
- デイサービス
- 介護保険の訪問介護
これらの求人に比べると、圧倒的に募集が少ないです。
なかなか、転職サイトを見ても、「重度訪問介護」の求人が見つからないのが現実です…。
なので、実際に複数の介護転職サイトで「重度訪問介護」の求人があるか、探してみました。
その結果「重度訪問介護」の求人が、豊富に見つかったのが「ジョブメドレー」です。
ジョブメドレーで「東京都」「大阪府」「愛知県」の三大都市圏に「重度訪問介護」の求人があるか、以下で調べてみました。
やはり、「重度訪問介護」はたくさん求人があるわけではないですが、「ジョブメドレー」には、しっかり求人はありました。
ほかの転職サイトの「カイゴジョブ」「e介護転職」でも探してみましたが、求人は見つかりませんでした。
「求人数が非常に少ないので、もしかしたら求人がないかもしれません。また求人が見つかり次第連絡いたします。」
このように、エージェントに対応されて、今のところ折り返しの連絡はありません…。
もし、この記事をみて「重度訪問介護」に興味を持っていただいたなら「ジョブメドレー」に登録するのがおすすめです。
HSPさんが介護施設で働くなら派遣をおすすめする5つの理由
HSPさんに一番おすすめしているのは「重度訪問介護」ですが、求人数も少なく、なかなか見つからないことも多いです。
「重度訪問介護」の求人が、見つからない場合は、介護施設で「派遣社員」として働くのもおすすめです。
介護施設で正社員として7年間働いていて、介護士は正社員で働くメリットは、ほとんどないと感じました。
大企業の正社員であれば、昇給制度や退職金、ボーナスなどで、正社員のうまみはあると思います。
しかし、介護士の正社員は昇給制度もあってないようなもので、役職を与えられても、雀の涙ぐらいしか給料が上がりません。
そして、衝撃的な事実を、以前の施設で働いているときに、知ってしまいました…。
当時、派遣の介護士さんも働いていて、風のうわさで、正社員の自分たちよりも、派遣の給料が高いことを知ってしまったのです。
正社員のボーナスを含めると、そこまで派遣社員と年収には差はないと思います。
しかし、正社員のほうが圧倒的に責任も重くサービス残業も多くて、給料が変わらない…。
この事実を知っていたら、今の自分なら絶対に派遣社員で働くでしょう。
ほかにも、派遣社員で働くメリットは、以下のように、たくさんあります。
派遣をおすすめする5つの理由
- 人間関係が正社員より気楽
- 残業代もしっかりでる
- 福利厚生も正社員と大差がない
- 上司の評価は関係ない
- 正社員の仕事はやらなくていい
それでは、1つずつ、詳しく解説します。
1.人間関係が正社員より気楽
派遣社員は、いい意味で正社員とは距離がとれるので、人間関係のいざこざにも巻きもまれないです。
派遣社員は、別の会社から派遣されているので、正社員とは壁があります。
「派遣先の別の会社からきている」という関係上、正社員は派遣社員を「別の会社の人」という目で見る人が多いです。
悪く聞こえるかもですが、仕事とプライベートを分けたい人には、逆にメリットです。
良くも悪くも、正社員とドライな関係にあるので、深い付き合いにはならないです。
深い付き合いがないと、寂しく感じますが、人間関係のトラブルは正社員に比べると少なくなるのです。
2.残業代もしっかりでる
派遣社員であれば、正社員のようにサービス残業はありません。
なぜなら、派遣社員が派遣先の施設でサービス残業をした場合に、労働基準法で罰せられるのは、施設ではなく派遣会社になるからです。
このようなリスクがあることから、派遣会社は派遣社員がもし残業した場合にも、必ず残業代が支払われます。
そもそも、施設側も自分の会社の社員ではないので、無理な残業を申し出てくることも、正社員に比べ少ないです。
仮にサービス残業が発生した場合には、派遣会社に報告すれば、施設側に担当者が連絡し、残業代は支払われます。
施設の正社員のように、サービス残業がなく、残業代もしっかりと払われるのも、派遣社員で働くメリットでしょう。
3.福利厚生も正社員と大差がない
派遣会社によっては、福利厚生も正社員と変わらず受けることができます。
派遣社員で一番気になるのは「社会保険への加入」と「有給休暇」でしょう。
介護派遣の最大手である「かいご畑」では、「社会保険の加入」「有給休暇」はもちろん、ほかの福利厚生も充実しています。
「かいご畑」の福利厚生
- 雇用保険
- 社会保険
- 無料資格取得制度
- 有給休暇
このように、正社員と大差がない、福利厚生を派遣社員でも受けることができるのです。
4.上司の評価は関係ない
派遣社員は、施設や派遣先の会社ではなく、派遣会社に雇用されています。
そのため、施設の上司の評価は、派遣社員には関係ありません。
正社員で働いていると、施設長の評価や目を気にして働かないといけません。
派遣社員の給料は、施設長のあいまいな評価とは関係なく、派遣会社で決められた給料で固定されています。
「自分だけボーナスの評価が低いのはなぜ?」「みんなと同じように残業して頑張ってるのに…。」
派遣社員であれば、こうしたモヤモヤした気持ちで、働く必要はなくなるでしょう。
5.正社員の仕事はやらなくていい
派遣社員は、正社員より業務の負担が少ないです。
正社員で、負担になる部分はいわゆる、現場作業以外の事務作業です。
現場作業以外の業務
- ご家族様への手紙
- ケアプランの更新
- 議事録作成
- 委員会業務
介護職の正社員は、こういった事務作業が、かなり負担になっています。
現場作業が終わった後に、委員会業務や会議の議事録を書いていましたが、残業しないと終わらなかったです…。
しかし、派遣社員であれば、上記の業務は必要なく、現場作業だけでいいのです。
現場作業以外の仕事は必要ないので、残業の必要もないでしょう。
介護派遣で働くなら転職エージェントを利用しよう!
介護派遣として働く場合は、派遣会社に登録が必要です。
介護派遣として、安心して働きたいなら、大手の介護派遣専門の転職エージェントへの登録がおすすめです。
上記2つのエージェントは、介護派遣の最大手の2つなので、登録しておけば間違いないです。
大手を進める理由は、福利厚生も手厚く、派遣先の施設で問題が起きた場合のフォローが手厚く安心して利用できるかです。
派遣として働くなら「かいご畑」「MC─介護のお仕事」には、登録しておきましょう。
まとめ
ぼくは、施設で7年間働いた経験があるからこそ、HSPに相性が悪いところもよく理解しています。
結論として、今後、正社員として施設で働くことは、絶対にないと言い切れます。
施設で働きたくない理由
- イベント・レクリエーションに疲弊する
- 人間関係に振り回される
- 施設長に評価されずらい
- マルチタスクだらけ
- 職員・利用者さんが多い
- ミーティングが苦手
- 急変・事故対応が多い
この7つの理由から、正社員では施設で働くことは今後は、ありません。
現在は「重度訪問介護」の働き方に満足しているので、介護職のHSPさんで、次の転職先に悩んでいる人は、おすすめの働き方です。
重度訪問介護の求人を探すなら、「ジョブメドレー」に登録して探しましょう。 求人数が介護転職サイトでNo.1で、求人数が少ない「重度訪問介護」の求人も、見つかりました。
もし「重度訪問介護の」求人が見つからない場合は、介護派遣の働きかも、アリです。
次に自分が、施設に転職することがあるなら、絶対に介護派遣として働きます。
介護派遣の求人を探すなら、この2つのエージェントに登録しておけば、間違いないです。
「介護施設がつらい…。」と悩むHSPさんに、ぼくの働き方が参考になれば、幸いです。