HSPとは?

HSPとは?診断テストや特徴をわかりやすく解説!

HSPについて少し興味をもっているけど、深くは理解してない…
自分もHSPなのかちゃんと知りたい!

「HSP」とい言葉、最近耳にすることが多くなりましたよね。

みなさんも、この記事にたどり着いたということは「HSP」に少し興味があるのではないでしょうか。

HSPとはいわゆる「繊細さん」と呼ばれている気質で、あらゆることに敏感に反応していしまう人たちのことをいいます。

かずらー
ぼくも1年前に自分がHSPだと分かりました。
HSPだと分かったことで、生きていくうえで気持ちが楽になりました。

HSPの気質を深く理解することで、知る前よりも生きやすくなったのを実感しています。

そんな自分の経験から、社会で生きづらいと感じている人たちに、HSPのことを深く理解してほしいのです。

この記事でわかること

  • そもそもHSPとは何かがすぐにわかる
  • HSPに共通する4つの特徴
  • HSPの4つの種類を解説
  • HSPが生きづらい5つの理由
  • HSPが生きやすくなるための3つの対処法
  • HSPの代表的な5つの長所

上記の内容がわかります。

この記事を読むことで、HSPの知識をすべて理解でき、生きやすくなるための対処法もわかります。

興味がある人は、続きを読み進めてみてくださいね。

【わかりやすく解説】そもそもHSPとは?

「HSP」とは、あらゆることに敏感に反応してしまう気質をもった人たちのことで、心理学者エレイン・N・アーロン博士によって、提唱された気質です。

HSPは生まれ持った「気質」であって、「癖」や「性格」とは違います。

生まれ持った気質によって、あらゆることに敏感に反応してしまう人のことをHSPと呼ぶのです。

あらゆることとは、生活で関わる全てのことに敏感に反応します。

  • 音、におい
  • 人間関係
  • 他人の感情
  • 自分の内側の感情

このように物理的な音やにおいの他に、メンタル的な「感情」などの部分についても敏感に反応します。

ココがポイント

すべてのHSPさんが同じことに敏感なわけではなく、人によって個人差があります。
「においは平気だけど大きな音がダメな人」「人間関係により敏感な人」「自分の内面の感情に敏感な人」など様々です。

HSPだからこうなんだと決めつけるのではなく、敏感なことにも個人差があることを理解しておきましょう。

「自分にはHSPの特徴が当てはまらない…」と思っても、ある部分が突出して敏感な人もいます。

一概に「自分はHSPではないんだ…」と決めつける必要はありません。

かずらー
「ある部分に敏感で生きづらい」と感じているのであれば、十分にHSPの特徴があるといえます。

HSPなのか診断テストをやってみよう

いま、この記事を読まれている方は、自分がHSPなのか気になっているのではないでしょうか?

そういった人のために、有名なHSP診断テストを用意しました。

このテストは、エレイン・N・アーロン博士の公式サイトの「HSPセルフテスト」から引用しています。

自分に当てはまると思う番号に〇をつけていきましょう。

パソコンにはチェックできないので、ノートやスマホなどに当てはまる番号をメモしてください。

HSPセルフチェック

  1. 感覚に強い刺激を受けると容易に圧倒されてしまう
  2. 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
  3. 他人の気分に左右される
  4. 痛みにとても敏感である
  5. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
  6. カフェインに敏感に反応する
  7. 明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
  8. 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
  9. 騒音に悩まされやすい
  10. 美術や音楽に深く心動かされる
  11. 時々神経が擦り切れたように感じ、一人になりたくなる
  12. とても良心的である
  13. すぐにびっくりする(仰天する)
  14. 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
  15. 人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
  16. 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
  17. ミスをしたり物を忘れたりしないよういつも気をつけている
  18. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
  19. あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
  20. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
  21. 生活に変化があると混乱する
  22. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
  23. 同時に自分の中でたくさんのことが進行すると気分が悪くなる
  24. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
  25. 大きな音や雑然とした状況など強い刺激に悩まされる
  26. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
  27. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

上記の項目に14個以上当てはまったら、おそらくHSPです。

かずらー
ちなみにぼくは22個でガッツリHSPでした。

14個以上当てはまらなかったとしても、必ずしも「HSPではない」とは言い切れません。

例えば「自分は騒音に対しては耐えられないほど敏感」と感じているのであれば、他の項目が当てはまらなくてもHSPである可能性があります。

あくまでもテストは目安なので、1つのことに敏感で悩んでいるのであれば、HSPだと考えてもいいでしょう。

 

HSPに共通する4つの特徴とは?

HSPさんも人によって、敏感に感じるところに個人差があります。

しかし、HSPの人に共通する代表的な特徴も存在するのです。

それは、以下の4つの特徴です。

HSPの代表的な4つの特徴

  1. 音やにおいなどの刺激に敏感に反応する
  2. 感情に左右されやすい
  3. 深く考える
  4. 共感力が高い

これらの代表的な特徴の頭文字をとって「DOES」と呼ばれています。

「DOES」については「【基本解説】HSPの代表的な4つの特徴「DOES」とは?」で、さらに深堀しています。

それでは、1つずつ詳しく解説します。

1.音やにおいなどの刺激に敏感に反応する

HSPで一番わかりやすい特徴が、音やにおいに敏感に反応することです。

騒音や強いにおいで気分が悪くなってしまう人も多くいます。

  • パチンコ店などの騒音
  • 飲食店の厨房のにおい
  • タバコの臭い
かずらー
ぼくはパチンコ店、飲食店の厨房などの環境がとても苦手です。 いるだけで疲れ果ててしまいます…

においが苦手な人や音に強く反応にする人のなど、人によって個人差はあります。

音は気にならないけど、味覚に関しては敏感で添加物などに強く反応する人もいます。

音やにおい、味覚などの刺激に対して敏感であることが、HSPに共通してみられる特徴です。

2.感情に左右されやすい

人の感情や自分の感情に流されやすいのも、HSPに共通してみられる特徴です。

HSPの人は脳の感情をつかさどる「偏桃体」という部位が他の人と比べ過剰に反応しているといわれています。

脳が感情に対して、他の人より強く反応しやすい為、他人の感情や自分の感情までにも流されてしまうのです。

  • 他人が怒られているのに自分も落ち込む
  • 高ぶった感情をコントロールできなくなる
  • 暴力的な映画やドラマに疲弊してしまう

このように、他人や自分の感情に左右されやすい特徴があります。

3.深く考える

1つのことに時間をかけて深く考えることも共通する特徴です。

たとえば、仕事で上司に確認をとる場合でもすぐには行動に移さず、以下のようなことを考えます。

  • 今は忙しいから後にした方がいいかな
  • 今日は少し機嫌が悪そうだな…
  • 確認する内容は他に何かあったかな?

上記のように、1つのものごとに対して、何回も考えてから行動に移すのです。

そのため、他の人に比べて行動が遅くなる傾向があります。

かずらー
行動は遅くなりがちですが、そのぶん新しいアイデアを思いついたり、ミスを見落とさないなどの強みもたくさんあります。

こちらもおすすめ仕事が遅いと悩んでいるHSPの人へ|5つの対処法を解説!

4.共感力が高い

人の感情に敏感なことで、他人の小さな変化や悩みにも気づきやすい特徴もあります。

HSPさんはその場の空気感や表情、しゃべり方などで「いつもと違うな」と感じ取ることができます。

そうした小さな変化を見過ごさないことが、高い共感力を引き出しているのです。

かずらー
感情に敏感なことは疲れることも多いですが、そのぶん人に深く寄り添うこともできるんですね。

共感力の強みを生かしてセラピストやカウンセラーになるHSPさんも多くいます。

HSPとHSS型HSPなどの違いとは?

 

HSPと一言でいっても、HSPさんにもさまざまな違った特徴がみられます。

外向性が高い繊細さんもいれば、内向的な特徴が強い人もいます。

それぞれのHSPの特性を知ることで、自分に合った対処法を見つけられるはずです。

以下が、HSPの4つの種類です。

  1. HSPの70%の「内向型HSP」
  2. 刺激をもとめる敏感さん「HSS型HSP」
  3. 人との交流が好きな「外向型HSE」
  4. もっともアクティブな「HSS型HSE」
かずらー
自分がどのHSPの特徴に近いのか考えながら見ていきましょう。

HSPの4つの種類については「HSPの4つの種類の違いとは?HSEやHSSとの違いを解説」で、さらに詳しく解説しています。

HSPの70%の「内向型HSP」

HSPさんで最も多くいるといわれているのが、内向型のHSPです。

HSPの70%が内向型HSPで、そもそも内向性が強い人が多くいるといわれています。

かずらー
ちなみにぼくも、内向型のHSPで少人数でまったり過ごすのが好きです。

ココがポイント

HSPはあらゆることに敏感なことで、刺激を回避する行動をしやすくなります。
そのため、HSPの気質と内向的な性格はもともと結びつきやすいと考えられています。

内向型のHSPさんには以下の特徴がみられます。

  • 1人でいるのが好き
  • 人と関わるのが苦手
  • 強い刺激を好まない
  • リスクがある行動はしない

たくさんの友人と過ごしたり、都会に遊びに行くより、家でまったりしたり、自然の中でゆったりするのが好きな人が多いです。

HSPの70%が内向型HSPなので、自分と当てはまるという人は多いでしょう。

刺激をもとめる敏感さん「HSS型HSP」

HSS型HSPは刺激を求めるのが好きな繊細さんです。

強い刺激が好きで、頻繁に外出したり、新しいことにチャレンジする人が多いです。

  • ジョットコースターやバンジージャンプが好き
  • 行ったことない場所に行くのが好き
  • 外では活発だが家では別人のように静か
  • 刺激をもとめるが内向的な性格

上記のように、一見すると繊細さんとは思えないほどの行動力も持ち合わせています。

ただ、性格は内向的なため、大勢で楽しむというより、1人で刺激を求める行動が多くなりがちです。

ココがポイント

HSS型HSPは役者や芸能人などに多いといわれています。
有名なところでいうとロンドンブーツの田村敦さんもHSS型HSPと公言されています。

「HSS型HSP」は、刺激を求める自分の意志と反して、体と頭は疲れ切ってしまうという矛盾を抱えて生きています。

敏感な気質と相反して刺激を求めてしまうので、気づかないうちにメンタルブレイクしてしまう人も多いのが特徴です。

人との交流が好きな「外向型HSE」

「外交型HSE」は外交性があり、人との交流が好きな特徴をもっています。

一見すると人との交流が好きで、アクティブにみえますが、刺激は苦手な人が多いです。

かずらー
繊細な気質と社交的な特徴をもっているのがHSEなんですね。
  • 飲み会や多人数の集まりが好き
  • 人と積極的に関われる
  • 外向的だけど強い刺激は苦手
  • 困っている人放っておけない

上記のように外向性が高いので、自分がHSPとは気づいていない人が多くいます。

ただ、やはりHSPなので刺激に敏感な気質は変わりません。

人と関わるのは好きではあるけど、強い刺激が続きすぎると疲れてしまいます。

外交的な特徴とHSPの繊細さをあわせもっているので、コントロールが難しいHSPさんといえますね。。

もっともアクティブな「HSS型HSE」

「HSS型HSE」は、外向性が高く刺激を求める特徴をもっています。

ココがポイント

実は「外向型HSE」の多くの人が「HSS型」であるといわれています。その理由としては、外向的な人はそもそも積極性が高く、刺激を求める人が多いからでしょう。

HSPの中でも、もっともアクティブな特徴があります。

  • 社交的で刺激に対してポジティブ
  • リーダーや中心的存在になることが多い
  • 書くより話すのが好き

社交性が高く、行動力が高いので、HSPさんの70%を占める「内向型HSP」とは、全然違った特徴があります。

「HSP=内向的」と結びつけてしまいがちですが、HSPとは「脳」や「体」が刺激に対して敏感に反応する人です。

そのため、外向的でアクティブな人の中でも、HSPの気質をもつ人は一定数は存在するのです。

HSPが生きずらい5つの理由

ここでは、HSPさんがなぜ社会で生きづらいのかを5つの理由から明確にしていきます。

HSPさんが、生きづらいと悩んでしまうのは以下の5つの原因があるからと考えられます。

  1. 人口の5人に1人のマイノリティーな存在
  2. 目に見えない特徴だから理解されずらい
  3. 世間の価値観が外交的な人寄りである
  4. 人間関係で不安を感じやすい
  5. 会社で評価されにくい特徴である
かずらー
社会で生きづらいと悩んでいる人も原因が明確になれば、スッキリするはずです。

HSPさんはただ漠然と「自分がダメだからだ」と悩んでしまう人が多いです。

生きづらい原因を明確して、少してでも生きやすくなるようなライフスタイルを見つけていきましょう。

1.人口の5人に1人のマイノリティーな存在

HSPは、世界の人口の5人に1人とマイノリティーな存在です。

そのため、必然的に少数派になるので、悩みを理解してくれる人が少なくなるのは当然といえます。

かずらー
世の中は、基本的に多数派に合わせて動いています。

HSPさんが生きづらいの一番の原因は、マイノリティーな存在であり、まだまだ世間に理解が広まっていないことにあるでしょう。

2.目に見えない特徴だから理解されずらい

HSPは、病気ではなくあくまで気質です。

そのため、病気のようにしっかりと診断結果が出るわけではありません。

特徴もはっきりと「これ!」というわかりやすい特徴があるわけでもないので、理解されずらいのが現実です。

ココがポイント

HSPの特徴は、誰にでも当てはまるという人もいて「うさんくさい」と感じる人も中にはいるようです。診断がはっきりとされず、自己診断であるのも理解されずらい原因です。

かずらー
もっとHSPの理解が広まって、堂々と「HSPなので」といえるような世の中になればいいですけどね…

ただ、理解してくれない人は一定数いるので、それをわかったうえで対処していくのが現実的な解決策でしょう。

3.世間の価値観が外交的な人寄りである

世の中の多数派と言われるのが、外向性が高いひとたちです。

そのため、常識やルールは外交的な人の価値観で出来上がっています。

たとえば…

  • 結婚式を上げるのは当たり前
  • 親戚付き合いができない人は非常識
  • 会社で出世する人が評価される
  • 行動力、積極性が面接で評価される

上げれば他にもたくさん出てきますが、上記の価値観は外交的な特徴をもとに考えられています。

HSPの70%は内向的であることを考えると、生きづらいと感じるのは当たり前といえるでしょう。

かずらー
ぼくも内向的HSPなので、生きづらい経験をたくさんしてきました…
会社では評価されず友人も少ない…「自分にはなにもない」と感じてしまいますね…

外交的な価値観が評価される世の中が、HSPさんを生きづらくしている原因でしょう。

4.人間関係で不安を感じやすい

HSPさんの特徴として、人の感情にも反応しやすいです。

人の感情に敏感なことで、人間関係をより難しくしているのです。

下記のように、人との関りでストレスを感じるポイントが他の人に比べ多くあります。

  • 表情や声のトーンの変化を感じ取ってしまう
  • 他人との境界線が薄く人の感情を自分ごとのように感じてしまう
  • 自己肯定感が低く他人からの評価を気にしてしまう

人間関係は、生きている限り絶対に避けることができません。

そのため、人間関係に不安を感じやすい気質であるHSPさんは、「生きづらい」と感じやすいのです。

ココがポイント

HSPさんは、他人と自分との間の境界線が薄い傾向が強いです。境界線が薄くなる原因はさまざまですが、とくに影響しているのは、感情に対して過剰に反応してしまうことです。

人間関係に悩みやすいのは、生きづらくしている大きな原因でしょう。

5.会社で評価されにくい特徴である

HSPさんは会社で評価されにくい特徴をもっています。

そのため、正当な評価を受けられず、社会で生きづらさを感じやすいのです。

HSPさんが評価されないのは、以下の原因が考えられます。

会社で評価れない原因

  • 自己主張ができない
  • 人に見られていると力を発揮できない
  • 行動力や積極性が低い
  • 人間関係に悩みやすい

一般的な会社では、積極的に行動し、上司に自分の考えを伝えられる人が出世しやすいです。

かずらー
ぼくも目に見える形で、上司にアピールすることが苦手でした…
そうなると、上司からすると何も自己主張がなく評価するところがない社員に見えてしまうのです…

HSPさんは控えめになる人が多く、なかなか会社だと評価されずらいのが現実です…

HSPが生きやすきなるための3つの対処法

HSPさんは、社会で生きづらいと感じやすい気質といえます。

しかし、生きづらいと感じているHSPさんでも、今の状況を変える対処方法は存在します。

HSPだから生きづらいのではなく、今の環境があっていないだけです。

自分に合う環境を見つけるためにも、適切な対処法を学びましょう。

以下が、HSPさんが生きやすくなるための対処法です。

  1. 自己理解を高める
  2. HSP関連の本を読んで学ぶ
  3. 自分らしくいられる環境をみつける

1.自己理解を高める

HSPさんで一番重要なことは、自分自身を隅々まで理解することです。

自分のことを理解するというと「そんなことは十分理解している」という人がいます。

しかし、自分のことは意外なほどに理解できていないものです。

日々、漠然と生きているだけでは「どういった場面が苦手なのか」「どういう環境で失敗しやすいか」などはすぐに忘れていきます。

ココがポイント

自己理解を高めるのに最も重要なのが「自分の嫌に感じたこと」「失敗したこと」「逆に心地よかった環境」「うまくいきやすいシチュエーション」などをメモに残すことです。つまりは、自分の取扱説明書をつくっていくイメージです。

とにかく、感じたままメモをとるイメージです。難しく考える必要はありません。

かずらー
「嫌だったこと」「よかったと感じたこと」をメモしてどんどん溜め込んでいきましょう。

そうすることで、少しずつ自分を客観視でき、自分をコントロールできるようになってきます。

自己理解を深めるのにメンタリストdaigoさんの「超客観力」もおすすめ

自己理解を深めるツールとして、書籍を利用するのもおすすめです。

その中でも、とくに自分がおすすめするのが、メンタリストdaigoさんの「超客観力」です。

超客観力でぼくは自分の価値観を明確にすることができました。

自分の価値観トップ3

  1. シンプル
  2. 健康
  3. 快適

価値観が明確になったことで、自分に合う環境探しにめちゃくちゃ役立ちます。

例えば、自分だったら「シンプルで物や情報が少なく、かつ健康を優先できる環境が何よりも大切なんだ」と理解できます。

自己理解をより深めるためにもdaigoさんの著書の「超客観力」もおすすめです。

2.HSP関連の本を読んで学ぶ

自己理解を深めるのと同じくらいに重要なのが、HSPのことを深く理解することです。

HSPがどういった気質なのかを、とことん深堀して理解することです。

ネットや動画などでも、今はHSPの情報を知ることができます。しかし、書籍の方が情報量も多く、より深くHSPについて理解できます。

おすすめのHSPの書籍としては、武田友紀さんの著書の「繊細さんの本」が初めに読むのにおすすめです。

HSPさんの本質的な悩みを見事に言語化していて、読んでいてい「ほんとにそれ!」と思わず納得してしまう本です。

生活、仕事、人間関係の悩みから、どう対処するかまで丁寧に書かれているので、はじめに読むのに最適といえるでしょう。

3.自分らしくいられる環境をみつける

自己理解を深め、HSPの知識を深めたら、次は自分らしくいられる環境探しをしましょう。

自己理解を高め、HSPの気質を深く理解できていれば、今自分がいる環境の何が合わないのかが明確になっているはずです。

自分らしくいられる環境で、主になってくるのが以下の項目でしょう。

  • 仕事
  • 生活環境
  • 人間関係

ぼく個人の考えですが、「生活環境」「人間関係」にもっとも影響を与えるのが「働き方」だと感じています。

そのため、HSPさんは働き方を見つめ直すのが、自分らしい環境をみつけるための近道だと考えます。

HSPさんに最適な働き方については「【完全網羅】HSPさんが理想の働き方を実現するまでの手順」で詳しく解説しています。

HSPの代表的な5つの長所

HSPさんは、マイノリティーであるためか、長所よりも短所が目につきやすいです。

かずらー
さらに、HSPさんは自己肯定感も低い傾向にあるので、短所にばかり目が行きがちです…

しかし、HSPにももちろんたくさんの長所が存在します。

HSPの長所を知ることで、仕事選びや生活環境を変えるのに必ず役に立つはずです。

HSPの代表的な長所は以下の5つです。

  1. 優しい
  2. 1人の時間を楽しめる
  3. ポジティブなことにも深く感じれる
  4. 計画を立てるのが上手
  5. 「謙虚」「素直」「誠実」な人が多い

HSPさんの長所に関しては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

1.優しい

HSPさんは「人」「動物」「植物」などあらゆる人や動物、物にまで感情移入します。

人や動物などの気持ちに立てるので「優しい人」と思われることが多いのです。

HSPさんが優しい理由

  • 悩みを自分ごとのように聞いてくれる
  • 人のつらい気持ちが伝わり共感できる
  • 猫や犬にも感情移入し優しくできる
  • マイノリティーな人の意見にも寛容になれる

感情に対して強く反応することは、それだけ人や動物の痛みやつらさも感じられるということです。

ココがポイント

さらに、HSP自体が社会的にマイノリティーな存在なのも「優しさ」に影響しています。社会的な弱者や同じマイノリティーな人の気持ちを理解できるのです。

気持ちに寄り添える「優しさ」は、HSPさんの持つ最大の長所といえます。

2.1人の時間を楽しめる

HSPさんは、1人でいるときでも豊かに感情を高められます。

そのため、人といなくても休日を十分に楽しむことができるのです。

かずらー
ぼくも休日に妻以外に人と遭わないことはざらにあります。。
朝散歩して、青空やワンちゃんをみているだけでも癒されますね。

HSPさんは、あらゆることに敏感なことで感受性も豊かな人が多いです。なので、そこまで強い刺激は必要ないのです。

ぼくの休日の過ごし方

  • 1日読書をして過ごす
  • 自然の中をのんびり散策
  • ブログを書く
  • 筋トレやHITTトレーニングをする

ざっとぼくの休日の過ごし方を上げてみましたが、1人でできるものばかりですね(笑)

都会に出て友達と飲みに行ったり、ウィンドーショッピングを楽しんだりは、逆に刺激が強く過ぎて疲れてしまうことが多いです。

1人で何気ない日常に感動できるのは、コスパがいいし大きな長所といえます。

3.ポジティブなことも深く感じれる

HSPさんは、自分の感情に対しても敏感に反応します。それはつまり、ポジティブな感情に対しても強く反応するのです。

同じできごとでも、より深く喜びを感じることができます。

ココに注意

感情に敏感に反応するということは、ネガティブな感情にも強く反応してしまいます。なので嫌なこと、つらいことに対しても人一倍落ち込んでしまうデメリットもあります。

だからこそ、HSPさんは自分に合う環境がとても大切なのです。

自分に合う環境に身を置き、できるだけポジティブな感情が多い場所にいれば、幸せを深く感じられます。

かずらー
何気ない幸せにに気づくことができるのも、HSPさんのポジティブに強く反応する特徴があるからです。

ポジティブな感情に強く反応することで、より深く幸せを感じられるのは大きなメリットでしょう。

4.計画を立てるのが上手

HSPさんは、不安も強く感じるので、入念に調べたり計画することが得意な人が多いです。

4つの代表的な「DOES」の中の、深く考える特徴も、計画性の高さに影響しています。

行動力が高い人であれば、計画する前にまずは行動に移そうと考えるでしょう。しかしHSPさんは、行動に移すまでの過程をとても大事にします。

たとえば旅行に行くにしても…

  • ホテルを数か所ピックアップして口コミも徹底的に調べよう
  • 途中で寄るお店も食べログで下調べしておこう
  • 経路ももしものために複数調べておこう

このように、普通の人がめんどくさいと感じることも、むしろ率先して進めることができます。

かずらー
旅行に行くのも楽しいけど、行くまでの計画を立てるのが一番楽しいかもです。

このように、1つのことに深く思考できる特徴やリスクを恐れる気質が、計画性の高さに繋がっています

5.「謙虚」「素直」「誠実」な人が多い

HSPさんは「謙虚」「素直」「誠実」な人が多い傾向にあります。

その理由としてはさまざまありますが、以下の理由が考えられます。

HSPさんが誠実な理由

  • 自分の感情に敏感なため「うそ」をつけない
  • 刺激を避けるために「誠実」な生き方をする
  • 「人に嫌われたくない」感情から謙虚にふるまう人が多い

HSPさんは、人の目や感情の変化、さらには自分自身の感情までも気にしています。

その結果、自分にうそをつけなかったり、他人に迷惑をかけたくない思いから、誠実にふるまう人が多くなるのです。

人に合わせすぎてしまうデメリットはありますが、生きていくうえで「素直」「謙虚」「誠実」なのは、とても大きなメリットでしょう。

HSPでも活躍する有名人

有名で活躍する人の中にも、HSPと思われる人がたくさんいます。

個人的に、みていてこの人は「繊細さん」だと感じた有名人をあげてみました。

繊細な有名人一覧

  • 大阪なおみ
  • 若林正恭(オードリー)
  • ほしのディスコ(パーパー)
  • 又吉直樹(ピース)
  • 松坂桃李
  • 大野智(嵐)
  • 草野マサムネ(スピッツ)
  • 綾香・水嶋ヒロ夫妻

大阪なおみさんも、一度人前に出ることに疲れてしまい、長期の休養をされたエピソードがありましたね。インタビューのときの表情やしぐさは繊細な気質を表していると感じます。

かずらー
個人的に自分が一番繊細さんだなと感じるのが、嵐の大野智さんです。

休日には絵を描いて過ごされ、1人で過ごすのが好きなそうです。現在、嵐の活動を休まれているのも、人前に出続けるのに疲れてしまったからかもしれませんね。

上記にあげた有名人以外にも、ネット上では田村淳さん(ロンブー)、要潤さん、はじめしゃちょーさん、最上もがさん、ベッキーさん、などたくさんの有名人があげられていました。

芸人、役者、スポーツなど、クリエイティブな才能を生かすのに、HSPの繊細な気質は相性が良いのでしょうね。

このように、さまざまな分野でHSPでも活躍する有名人はたくさん存在しています。

【SNSでよくみる】HSPあるあるを3つ紹介

最後に、HSPとして生活していると、よくある悩みやあるあるを紹介します。

かずらー
Twitterでよくつぶやかれている、王道のHSPさんあるあるを抜粋しました。

HSPさんの3つのあるある

  1. 外で知り合いに合うと逃げたくなる
  2. 友達とのLINEのやりとりにめっちゃ悩む
  3. 欠点をズバッといわれるとへこむ

どれも繊細であるがゆえに起こるあるあるで、「みんな自分と同じところで悩んでるんだ」と少し安心します。。

それでは、1つずつみていきましょう。

1.外で知り合いに合うと逃げたくなる

これは、内向型のHSPさんなら、とても理解ができるあるあるですね。

かずらー
ぼくも知り合いをみつけたときに、ばれないように道を変えたことが何回もあります(笑)

会社の人とか、バイト仲間とプライベートで出くわすと、「何かを話さないと」とか「笑顔であいさつしなきゃ」と自分に変なプレッシャーをかけてしまうんですよね。

あとは、すれ違うのが一瞬のできごとなので、深く考えるHSPさんには処理が追い付かず「結果きょどる…」という結末になりがちですね。。

2.友達とのラインのやりとりにめっちゃ悩む

これも繊細さんなら、わかると思います。

かずらー
ぼくも男友達に返信するだけでも、2時間ぐらい悩んで結果返信しない…なんて最低な選択をすることもありました。。
  • 絵文字がないと無機質すぎるかな…
  • 文章が長すぎて重くなるかな…
  • なんか面白い文章を返信しないと

こんなことを考えているうちに頭がショートして、「もう何でもいいや!」と、最後は投げやりに返信するのが自分の鉄板ですね…

3.欠点をズバッといわれるとへこむ

「言いたいことがあるならはっきり言ってほしい」こう思うのが、一般的な感覚に近いでしょう。

しかし、繊細はあまりにも欠点をズバッといわれると、激しく落ち込みます。

HSPさんは「社会で上手く自分をアピールできない」「評価されない」思いをたくさんしてきています。そのためか、自己肯定感が低い人が多いです。。

かずらー
ただでさえ自己肯定感が低いのに欠点をズバッといわれると、立ち直れなくなります…

休みの日も言われたことが頭から離れず、1か月以上引きずってしまう…なんてことも…

まとめ:HSPを理解することで気持ちが楽になる!

今回はHSPの基礎知識から、生きやすくなるための対処法まで、解説しました。

繊細で悩んでいる人は「HSPを深く理解すること」「自分を知ること」がとても重要になってきます。

この記事で、HSPの基本的な知識を学んだら、書籍でも勉強をするのがおすすめです。

最初に読むのにおすすめなのが、武田友紀さん著書の「繊細さんの本」がおすすめです。

HSPさんの本質的な悩みを、うまく言語化されていて、文書も読みやすいです。

HSPさんの働き方についても「【完全網羅】HSPさんが理想の働き方を実現するまでの手順」でまとめています。

HSPで悩んでいる人、この記事でさらに深く知りたいと感じた人は、ぜひ読んでみてくださいね。

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