HSPと退職

【HSP】「仕事を辞めたいけど辞めるのが怖い…」と悩む人に伝えたい3つの考え方

仕事を辞めたいけど言い出すのが怖い…
本当に辞めていいんだろうか…

上記のような不安を感じていませんか?

HSPで職場環境があわないと気づいたけど、辞めるのが怖くてあわない職場に居続けてしまう…

かずらー
ぼくは「辞めること」に対する不安が強くて、我慢して嫌な職場で働き続けてました…
結果、仕事に行けなくなり「うつ病」と診断されました…

このように、「辞めたい」感情にうそをついて働き続けていると、健康を害する事態になりかねません。

そこで今回は

  • 辞めたいけど怖い人に伝えたい3つの考え方
  • HSPの人が仕事を辞められない5つの理由
  • 仕事を辞めたいときに辞めるべき4つの理由
  • 嫌な職場から逃げ出すための4つのポイント

上記について解説します。

この記事を読むことで、仕事を辞めることへの罪悪感が消え、嫌な職場から逃げだすきっかけになるでしょう。

興味がある人は、続きを読み進めてくださいね。

HSPで仕事を辞めたいけど怖い人に伝えたい3つの考え方

HSPの人が辞めたいけど怖いと感じてしまうのは、仕事に対する考え方も大きく影響しています。

つらい職場から抜け出すためには、仕事に対する考え方も変えていくことで気持ちが楽になるはずです。

仕事を辞めるのが怖いと感じる人に伝えたいのが、以下の3つの考え方です。

  1. お金よりも自分の健康を第一に考える
  2. 会社は自分1人で回っていないことを理解する
  3. 職場を辞める罪悪感は捨てる

1つずつ詳しく解説します。

1.お金より自分の健康を第一に考える

HSPの人は先の不安感が強い為、お金のことを優先してしまう傾向があります。

しかし、お金を稼ぐにも、まずは「自分の健康が第一である」ことを忘れてはいけません。

人は、健康であることで初めて、仕事に集中したり、プライベートを楽しむことができます。

健康という土台が崩れていては、仕事がうまくいくことは絶対にありえません。

かずらー
「健康」とは心の健康も当てはまります。

「辞めたい」のに仕事を続けている状況は、心が不健康な状況です。

人生を長いスパンで考えたときに、健康を害して働くことは考え直した方がいいでしょう。

健康と仕事の関係については、精神科医の樺沢紫苑先生の著書「精神科医が見つけた3つの幸福」で詳しく書かれています。

2.会社は自分1人では回っていないことを理解する

自分が辞めるとたくさんの人に迷惑がかかると考えるHSPの人は多いです。

しかし、考えてほしいのが「自分の持つ影響力がどれだけあるのか」ということです。

会社というのは、大きな組織で成立しています。

その中で、あなた1人の影響力はほとんどの場合で大きくありません。

会社のオーナーや重役でない限りは、職員が1人辞めたところで会社にはほとんどダメージがないのです。

かずらー
あなたが辞めることで、教育の手間や一時的な人員不足に悩まされることもあるでしょう。

しかし、それも長い目で見れば、数か月で解決する問題であり、会社全体でみれば小さなことなのです。

なので「辞めたら迷惑がかかる」というのは、会社規模で考えればそこまで気にする必要もないでしょう。

3.職場を辞める罪悪感は捨てる

職場を辞める罪悪感を捨てるのも、HSPの人には大切な考え方です。

そもそも「辞めること」での罪悪感はどこから来ているのでしょうか?

かずらー
ぼくは、辞めることの罪悪感は以下の原因がありました。
  • 自分が辞めることで人員が不足する
  • 辞めることで親や周囲の人に心配をかける
  • 会社で信用してくれる人を裏切ってしまう

でも、1つずつ考えていくと必要のない罪悪感であることがわかります。

  • 人員不足→人事部が職員を確保し数か月で解決可能
  • 親や周囲の目線→自分が何をしたいのかの方が大切
  • 信用している人への裏切り→信用しているなら理解してくれるはず

上記のように、1つ1つ罪悪感を書きだし、解決案を書いていくと、気持ちが変わっていきます。

会社に感じる罪悪感は、ほとんどの場合は解決可能な小さな問題なのです。

こちらもチェック!「HSPで仕事が続かないのは問題なし!不安を解消する7つの対策とは?」

HSPの人が仕事を辞めたいけど辞められない5つの原因

HSPの人は仕事を辞めたいけど怖くて言い出せない人が多くいます。

ここでは、その原因となることを明確にしていきます。

以下が、HSPの人が嫌な仕事を辞められない5つの理由です。

  1. 他人の意見に流されてしまい自分に正直になれない
  2. グループから抜け出すことへの不安感が強い
  3. 周囲の反応を気にしてしまう
  4. 上司に退職を伝えるのが怖い
  5. 辞めた後の自分の進路に自信がもてない

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

1.他人の意見に流されてしまい自分に正直になれない

HSPの人は、周囲の人から強い影響を受けやすい特徴があります。

かずらー
自分の意見よりも、他人の意見を優先しやすいんですね…

そのため、辞めたいことを人に相談して反対されると「自分が間違っている」と思ってしまうのです。

辞めるときは、不安が強く周りの人に相談したくなる気持ちは理解できます。

しかし、相談した相手が、必ずあなたの意見に賛同してくるとは限りません。

  • 辞められたら自分に負担がかかる
  • 転職を繰り返すことをリスクと考えている
  • 今の職場に愛着がある

相談する人が上記のように考えていたら、あなたの考えとは違う意見をいうでしょう。

違う意見を聞いた時に、それでも「辞められる」なら問題ないです。

しかし、HSPの人は人の意見に流されてしまうので「辞めることは間違いだ」と思ってしまうのです。

2.グループから抜け出すことの不安感が強い

HSPの人は、「会社」という組織から抜け出すことへの不安感も感じやすいです。

会社で働いてれば、社会的な信用になり、ステータスにもなっています。

HSPの人は、「辞めたい」感情より、ステータスや社会的な信用を優先してしまう傾向にあるのです。

かずらー
自己肯定感が低いHSPの人は、社会的な信用などの周囲の評価を気にしてしまうのです…

なので、会社という社会的な信頼のあるグループから抜け出すのが怖く感じ、辞められないのです。。

3.周囲の反応を気にしてしまう

辞めた後の周囲の反応を気にしすぎてしまうのも、仕事を辞められない原因です。

HSPの人は、自分よりも周囲を優先させる特徴があります。

その結果から、自己肯定感が低い傾向にあります。

自己肯定感が低いことで、周りの目や評価を必要以上に気にしてしまうのです。

  • 職場を転々とするのは、親戚からの印象が良くないかな…
  • 親に無駄な心配をかけてしまわないか…
  • キャリアから外れたダメな奴と思われてる…

上記のように、自分以外の事を気にしてしまい辞められなくなってしまうのです。

4.上司に退職を伝えるのが怖い

退職をするためには、直属の上司の辞めることを伝える必要があります。

しかし、HSPの人にとっては、上司に退職を伝えるのは、とてもハードルが高いのです。

  • 強い引き留めにあうのではないか
  • 日頃のダメなところを指摘されるのではないか
  • 周囲の人間にも辞めることが伝わってしまうのではないか

不安感を人よりも感じやすいHSPの人は、上記のように考えてしまいます。

かずらー
何度も上司に相談するタイミングはあったのに、怖くてずるずる後回しにしていました…

上司に退職の意思を伝えられないと、「辞めたくても辞められない」状況になってしまうのです。

こちらもチェック!HSPで退職が言い出せない】つらい職場からスムーズに辞められる6つの伝え方を解説

5.辞めた後の自分の進路に自信をもてない

辞めた後の自分の進路に自信がもてないのも、辞められない原因です。

HSPの人は、人からの評価を気にしやすいので、仕事の基準をハイキャリアや高給料などで選びがちです。

しかし、ハイキャリアを目指したり社会的なステータスで仕事をみていると、自信を失いやすくなります。

  • 自分のキャリアでいい仕事が見つかるのか
  • 自分には社会に求められる能力が足りてないのかも
  • 結果を求められるのが辛い

上記のように、自信をなくしてしまい、仕事を辞めるハードルを高くしてしまいます。

HSPの人は、「やりがい」や「人の役に立っている」などの充実感で仕事を探す方が合っているのです。

こちらもチェック!【HSPに向いている働き方】理想の仕事の探し方を7つの手順で解説!

HSPの人は辞めたいときに仕事辞めるべき4つの理由

HSPの人は辞めることに罪悪感を感じやすく、我慢して仕事を続けてしまいます。

しかし、HSPの人こそ我慢せずに辞める感情に素直になるべきなのです。

以下が、我慢せず仕事を辞めるべき4つの理由です。

  1. 意思表示をしないと周りは気づいてくれない
  2. 我慢した先に改善する未来はない
  3. 人間関係の悩みはすぐには解決しない
  4. 放置していると仕事に行けない状態になる

1つずつ詳しく解説します。

1.意思表示をしないと周りは気づいてくれない

辞めたい気持ちを押し殺していても、周りの人は気づいてくれません。

HSPの人は、人の気持ちや感情に敏感な特徴があります。

人の気持ちに敏感だからこそ、他人にも「自分の辛い気持ちに気づいてくれる」と期待してしまうのです。

しかし、意思表示をしないと、ほとんどの人はあなたの辛い感情には気づくことはないでしょう。

かずらー
ぼくも、辛い感情に周りの人が気づいていつかは声をかけてくれると期待していました…
退職を伝えたときに「そんなにつらいようには見えなかった」といわれ、意思表示の大切さを知りました。

世の中の人がすべてが気持ちを汲み取ってくれるわけではありません。

むしろ、HSPの割合が5人に1人であることを考えると、「辞めたい」意思表示は隠さず伝えることが大切なのです。

2.我慢をした先に改善する未来はない

「辞めたい」気持ちを我慢していれば「その先に改善するかも」と期待している人もいます。

しかし、そんな都合のいいことは、めったに起きないと考えた方がいいでしょう。

会社は組織で動いているため、あなたの思うように改善するとは限りません。

かずらー
ぼくも我慢して職場に居続けましたが、状況が変わることはありませんでした…
辞めた方が、待つよりも確実に状況を変えることができます。

「石の上にも3年」という言葉がありますが、3年間勤めて状況が良くなった記憶はぼくの中ではありません。

それよりも、辞めた方が自分にあう環境には巡り合いやすくなるでしょう。

3.人間関係の悩みはすぐには解決しない

HSPの人は、人間関係に悩まされている人が多いです。

職場の人間関係が改善すれば、転職の必要がないと考える人がいますが、人間関係はすぐには解決しません。

ほとんどの場合が、複数の人が絡んでいることが多いです。

  • 自分が変わる努力をしても周りはコントロールできない
  • 苦手な人を好きになることは稀である
  • 会社の働き方にも原因があり根本的な見直しが必要

上記のように、人間関係は待っていても解決することはないでしょう。

それどころか、人間関係が劣悪な職場は、働き方にも問題が多く、根本的に見直す必要もあります。

そういった職場で「まずは自分が変わろう」と努力をしても無駄骨に終わる可能性が高いのです。

人間関係で辛い思いをしているのなら、我慢せずに辞めるべきでしょう。

4.放置していると仕事に行けない状態になる

「辞めたい」感情をずっと我慢していると、精神的な病になってしまい、仕事に行けない状態になります。

「仕事に行かない」のと「仕事に行けない」のは状況が大きく違います。

  • 会社の前まで来て、体が拒否反応を示して出社できない
  • 休日も次の出勤のことが頭から離れない
  • 何に対してもやる気が起きない

上記の状態を放置すると、精神的な病は悪化する一方でしょう。

精神的な病になったとしても、会社は助けてはくれません。

かずらー
妻も「辞めたい」感情を、1年以上我慢して働き続けました。
その結果、うつ病が悪化して働きたくても働けない状況になりました…

「辞めたい」感情は、精神的に限界のサインです。

HSPの人は、うつ病にもなりやすいので、素直に限界のサインに従うべきなのです。

 

HSPの人が仕事を辞めたいときに逃げ出すための4つのポイント

「辞めたい」感情が強くても、不安が強くて辞められないと感じているHSPの人は多いでしょう。

そんなHSPの人でも、嫌な職場から抜け出すための4つのポイントがあります。

不安を減らすためにも、以下のポイントを実行しましょう。

  1. 生活費を最小限に抑えておく
  2. 次の進路を決めておく
  3. 休職をしてから辞める
  4. 退職の準備を整えておく

1.生活費を最小限に抑えておく

HSPの人は辞めるときに、お金の不安が強い人が多いです。

いつでも好きなときに辞められるよに、生活費を最小限に抑えておくのが大切です。

かずらー
ぼくも、以下の方法を実行して生活費を最小限に抑えています。
  • 朝昼兼用にして、食費を浮かす
  • マネーフォワードで家計簿をつける
  • 格安SIMを利用して携帯代を節約
  • 外食はせず自炊をする
  • 衝動買いは控え必要な物だけ買う
  • 現金は使わずキャッシュレスにする
  • 駅から遠い地方に住み家賃を下げる

上記のことをすべて実行し、生活費を夫婦で16万円ほどに抑えています。

1人当たりにすると、8万円なのでアルバイトでも生活が可能なレベルです。

辞めるハードルを下げたいなら、生活コストを下げることを考えましょう。

こちらもチェック!【仕事をしたくないHSPの人へ】無理のない6つの解決策

2.次の進路を決めておく

次の進路先を辞める前に決めておくのも、嫌な職場から逃げ出すためには必要です。

辞めることへの不安が強く感じるときは、未来が明確に見えていない場合が多いです。

進路が決まっていないと、下記のように余計な心配事ばかりを考えてしまいます。

  • 辞めてから仕事が順調に見つかるか
  • 転職に失敗してブラック企業に入ったらどうしよう
  • 年収が下がってしまうのではないか

このような不安を軽減するためにも、転職先を確保してから退職は進めるべきでしょう。

転職先を探す際におすすめなのが、転職エージェントを利用することです。

以下の記事で、HSPにおすすめの転職エージェントを厳選して紹介しています。

こちらもチェック!【HSPにおすすめ転職エージェント4選】失敗しない選び方、仕事の探し方を解説!

3.休職をしてから辞める

本当に会社に行くのが辛く、精神的に支障をきたしているなら、精神科でみてもらうことが大切です。

精神科で、うつ病の診断をしてもらえれば、傷病手当を使い休職することも可能です。

かずらー
休職をためらうHSPの人が多いですが、うつ病はすぐに治るわけではありません。
1か月以上はしっかりと休む必要があります。

休職をすることで、心と体の回復にもなりますし、何よりも会社を辞めやすくなります。

休職をすることで、会社も人員確保の時間もできますし、勤務に穴が開くこともありません。

そのため、休職をして、復帰せずに退職するのも辛い職場から逃げ出すには有効な方法でしょう。

4.退職の準備を整えておく

退職を伝える前に、しっかりと退職の準備を整えておくのも有効な方法です。

いきなり退職をしようと考えても、退職までの準備が整っていないと伝えるときに不安が強くなります。

退職の準備に必要なのは、以下のポイントです。

  • 上司に伝える退職理由を明確しておく
  • ロッカーの私物などをまとめておく
  • 退職を伝える時期を決めておく

HSPの人は退職を伝えるのに不安を感じやすいので、以下の記事で詳しい退職の伝え方をまとめました。

こちらもチェック!【HSPで退職が言い出せない】つらい職場からスムーズに辞められる6つの伝え方を解説

 

まとめ:HSPの人は辞めたい感情に正直になろう

HSPの人は「辞めたい」と感じても、会社へyの迷惑を考えてしまい、仕事を無理して続けてしまいがちです。

しかし、会社のことよりも優先するべきは、自分の気持ちです。

「辞めたい」のに我慢をするのは、心と体の健康に本当に良くないです。

かずらー
ぼくも妻も、我慢して嫌な仕事を続けた結果、うつ病になりました…

HSPの人は、ネガティブな影響を人一倍受けやすいので、嫌な職場からは早く逃げることが大切なのです。

本日のまとめ

  • HSPの人が仕事を辞められない5つの原因を知る
  • HSPは我慢せず仕事をすぐに辞めるべき4つの理由がある
  • 仕事を辞めるのが怖い人が知るべき3つの考え方
  • 嫌な仕事から逃げ出すための4つのポイント

上記を理解できれば、辞めるためのハードルは以前よりも低くなるはずです。

精神的な病になる前に、辛い職場からは抜け出しましょう。

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