退職を伝えた後の周りの反応が気になる…
上記のように、退職を言い出せないHSPの人は多いのではないでしょうか?
HSPで繊細な気質をもっていると、そもそも退職を伝えるのが怖いし、周りの反応も気にしてしまいますよね…
それまで、つらい職場で我慢し続けて体調を壊してしまいました…
繊細な人でも、スムーズに退職の意思を伝えられ、できる限り早く退職ができる方法はあるのでしょうか?
そこで今回は
- HSPの人が退職を言い出せない7つの理由
- 退職を伝える際の不安を解消する5つのポイント
- 退職の失敗を避ける6つの伝え方
について解説します。
この記事を読むことで、HSPの人でも退職の意思を伝えることができ、つらい職場から早く退職することが可能です。
興味がある方は、読み進めてくださいね。
HSPが退職の失敗を避ける6つの伝え方
HSPの人が、辞める時にとくに不安が大きいのは、退職を伝える時です。
退職が言い出せないのも、最適な伝え方が分からず不安に感じてしまうからなのです
そんなHSPの人に、失敗を極力避けられる、退職の伝え方を紹介します。
以下が、スムーズに辞めるための退職の6つの伝え方です。
- 前向きな理由を伝える
- 確実に辞められ5つの理由で伝える
- 2人で話ができる個室で伝える
- 繁忙期を避けて伝える
- 必ず感謝の気持ちも伝える
- 退職代行サービスを利用して伝える
確実に辞めるために、最適な伝え方を知りましょう。
1つずつ、詳しく解説します。
1.前向きな理由を伝える
辞める理由は、出来る限りポジティブな理由で伝えることが大切です。
不平・不満をいってしまうと、聞いた側もあまりいい気はしないでしょう。
なにより、ネガティブな理由が会社に広まると、同僚などと関係が悪化する原因になります。
- 給与や待遇に不満がある
- 人間関係
- 有給・休日が少ない
上記のような理由は、確かに辞める大きな理由ではあるでしょう。
しかし、給与などの待遇面を伝えてしまうと、改善の余地があるとみなされ、引き留められる可能性もあります。
辞める理由は、キャリアチェンジや結婚などのポジティブな理由が好ましいでしょう。
2.確実に辞められる5つの理由を伝える
上司に退職を伝える時に、確実に辞められる理由で伝えることも大切です。
絶対に退職を成功させたいなら、引き留めできない理由を伝えましょう。
以下が、確実に退職が成功する5つの理由です。
確実に辞められる5つの理由
- 病気
- 介護
- 結婚・出産
- 転居
- キャリアップ・チェンジ
退職理由を伝える時は、5つのうちのどれかは当てはまるように考えましょう。
上記の5つの理由を含めれば、引き留めに合うことはないです。
会社を退職するときは、本音と建て前をうまく伝えることが大切です。
すべてうそをつく必要はないですが、本当の退職理由を伝える必要もないのです。
3.2人で話ができる個室で伝える
退職を伝える時は、アポの取り方や場所も重要です。
上司にアポを取るときは、「お話ししたいことがあるので、ご都合の良いときに少し時間をいただけませんか?」と都合を聞くだけにしておきましょう。
退職することを先に伝えてしまうと、相手が身構えてしまい、伝える時のハードルを上げてしまいます。
退職を切り出す場所は、声の漏れない会議室や個室を選ぶのが大切です。
NGな場所やシチュエーション
- 上司と2人で食事に行った際に伝える
- 飲み会の席で伝える
退職は相談するのではなく、交渉をすると考えるべきです。
退職理由を正確に伝えるためにも、会議室などの個室で、冷静なときに話しましょう。
4.繁忙期を避けて伝える
退職を伝えるタイミングは、繁忙期は避けた方がいいでしょう。
繁忙期には、上司も会社も余裕がなく「今は忙しいから!」と退職時期をずらされる可能性が高いです。
辞めやすい時期としては、以下のタイミングがおすすめです。
- 人事異動がでた直後
- 大きなプロジェクトが終了した後
- 年末12月や年度末の3月
- 閉散期
年末や年度末は、仕事の区切りの時期なので、引継ぎもおこないやすく、辞めやすい時期といえます。
年末や年度末が難しいなら、閉散期や人事異動が出た直後などを狙うと、辞めやすいでしょう。
5.必ず感謝の気持ちも伝える
会社を円満に退職するためにも、まずはお世話になった上司に感謝の気持ちを伝えることが大切です。
退職を伝えて、すぐに辞めるわけではないので、良好な関係を保つためにも、辞める理由は謙虚に伝えましょう。
自己主張を通したり、不満を言って辞めるのも、理解はできます。
しかし、あくまでも自己都合で辞めることを忘れてはいけません。
辞める時は、トラブルが一番めんどうなので、感謝の気持ちを伝えて円満に退職しましょう。
6.退職代行サービスを利用して伝える
退職を伝えるタイミングやコツがわかっても、やはり直接退職を伝えるのは勇気がいる行動です。
HSPの人には、上司を呼び出して、直接伝えるのはハードルが高い行動でしょう。
退職代行を利用すると、退職するための心理的ハードルが下がります。
- 本人に代わり退職を伝えてくれる
- 上司との面会が必要ない
- 退職後のトラブルの心配をしなくていい
上記のように、退職代行を利用することで、HSPの人が苦手ことを代わりに請け負ってくれます。
退職代行は、相場で3~5万円ほどの費用がかかりますが、職場がつらいけど怖くて退職を言い出せない人は、検討してみていいでしょう。
つらい職場からいち早く辞めるためには、もっとも効率がいい方法といえます。
「【厳選】HSPにおすすめできる退職代行ランキング5選」近日公開予定
HSPが退職を言い出せない7つの理由
HSPの人は、繊細な気質があることで退職を言い出すことが困難です。
まずは、どういった理由で退職の意思が伝えられないのかを明確にしていきましょう。
以下が、HSPの人が退職を言い出せない7つの理由です。
- 会社に迷惑をかけると思ってしまう
- 退職を伝えた後の陰口や悪口を恐れる
- 退職理由を上司に問い詰められるのが怖い
- 次の仕事が見つかるか不安
- どう伝えていいいかわからない
- 親や親戚の反応が気になる
- 退職を伝えることに強いストレスを感じてしまう
言い出せない理由を明確にすることで、その後の対処方法も分かります。
それでは、1つずつ詳しく解説します。
1.会社に迷惑をかけると思ってしまう
HSPの人は、退職を言い出すことで、会社に迷惑がかかってしまうと考えてしまいます。
必要以上に周囲の反応を気にするHSPの人は、人に迷惑をかけたくないと考え、退職を踏みとどまってしまうのです。
- 自分が辞めることで、みんなの残業が増えるのではない
- 次の人材が入るまでの間、どうなってしまうのだろう
上記のように、必要以上に会社のことを気にかけて、退職を申し出るのを躊躇してしまいます。
そして、迷惑をかけることで、周りから嫌われたり、距離を置かれてしまうのではないかと、不安に感じるのです。
人に迷惑をかけていると感じることは、繊細なHSPの人にとっては、大きな壁になるのです。
2.退職を伝えた後の陰口や悪口を恐れる
退職を伝えた後の、周囲の反応もHSPの人は気になってしまいます。
他人の反応に対して敏感なため、嫌われることや悪口を言われることを必要以上に恐れてしまうのです。
- 仕事を投げ出して無責任
- 職場を転々として社会不適合
- 次の職場もすぐに辞めるだろう
退職を伝えることで、周囲から上記のように思われるのではないかと、感じてしまいます。
「石の上にも3年」ということわざがあるように、仕事を辞めることにマイナスなイメージをもっている人は、たしかにいます。
「辞めること=悪いことである」というイメージから、周囲と関係が悪化すると考えてしまうのです。
周囲からのイメージ悪化を恐れるあまり、退職が言い出せないのも原因の1つでしょう。
3.退職理由を上司に問い詰められるのが怖い
退職理由を問い詰められるが怖くて、言い出せないHSPの人も多くいます。
問い詰められても問題のない理由を探しているうちに、疲れてしまうのです。
ただ、不安を感じやすいHSPの人は、上司に理由を細かく聞かれると考えるのです。
- なぜその理由で辞めるのか
- 今の時期ではないとだめなのか
- 無責任な理由ではないのか
退職理由があいまいだと、上記のように問い詰められると考えてしまい、退職をためらってしまいます。
必要以上に退職理由を考えてしまうのも、辞めることを言い出せない理由でしょう。
4.次の仕事が見つかるか不安
「今よりいい職場が見つかるのか」と考えてしまい、退職を言い出せないHSPの人も多いです。
HSPの人は、自己肯定感も低い傾向にあるので、自分が思うような職場に就職できないと考えてしまいます。
自己肯定感が低いことで、以下のように考えてしまうのです。
- 今よりも給料が下がるのではないか
- 今よりブラック企業だったらどうしよう
- 自分に市場価値がなかったらどうしよう…
先のことを考えているうちに「今の職場にとどまった方が安全」と思い、言い出せなくなるのです。
HSPの人は、自分に自信がないことで、就職に失敗することを恐れているのです。
5.どう伝えていいかわからない
退職を、どのタイミングで言えばいいかを悩んでしまい、言い出せないHSPの人も多いです。
- 前もってメールやラインで上司に伝えた方がいいのか
- 仕事が終わった後に伝えるべきなのか
- 人から見られないように伝えなければいけない
上記のように、伝えるタイミングを考えているうちに、不安が大きくなってくるのです。
周りの人からアドバイスをもらおうと思っても、退職のことは社内の人には相談できません。
そのため、1人で思い悩んでしまい、退職を言い出せなくなるのです。
6.親や親戚の反応が気になる
親や親戚の反応が気になってしまうのも、辞めるのを言い出せない原因です。
HSPの人は、社内の人だけではなく、身内の反応も気にしてしまいます。
他人の反応に敏感なHSPですが、家族の反応に対しても、気になってしまうのです。
- 仕事を辞めることで親に恥をかかせてしまう
- 親戚からどう見られているか気になる
- 年齢の近い親戚と状況を比べてしまう
上記のように、退職することで親戚からの目を気にして、親に恥をかかせることを恐れます。
身内の反応が気になってしまうのも、退職を言い出せない理由なのです。
7.退職を伝えることに強いストレスを感じてしまう
HSPの人は、退職を伝える行動そのものが、強いストレスになってしまいます。
「退職を伝えるか」「そのまま職場に残るのか」を天秤にかけたときに、失敗を恐れて後者を選んでしまうのです。
- 退職を伝えるまでの恐怖に耐えられない
- 1対1で上司と話すのが怖い
- 「うまく言えなかったらどうしよう」と毎日考え込む
上記のように、そもそもHSPの人にとっては、退職を伝えることはとてもハードルが高いことなのです。
退職を伝えるストレスから逃げ出したと思う結果、言い出せなくなるのです。
【HSPで退職が怖い】不安を解消する5つのポイント
HSPの人は、退職をするまでに多くの不安を抱えています。
不安が強いために、なかなか退職まで踏み出せないのです。
そんなHSPの人のために、不安を解消するための5つのポイントを紹介します。
- 会社は辞める前提で人を雇っている
- 他の人と退職が重なることを気にしない
- 会社よりも自分の気持ちを優先する
- 辞めたい理由を紙などに書きだす
- 伝える前に転職先を決めてしまう
上記5つのポイントを意識することで、退職までの不安は軽減するでしょう。
それでは、1つずつ詳しく解説します。
1.会社は人が辞めても問題ないように雇っている
会社はある程度、職員が辞めるのを想定して、雇用しています。
退職理由は、個人的な理由だけでなく、想定外の出来事で職員が抜けることも多くあります。
下記のような理由で、職員が辞めることも想定しておく必要があるのです。
- 結婚や引っ越し
- 病気、体調不良
- 子育て、親の介護
職員が抜けることで、業務が回らなくなるのは、あなたの責任ではありません。
病気や個人都合であっても、そうした状況を想定できていなかった、会社側に責任があります。
なので、労働者側も会社を選ぶ権利があるはずです。
HSPの人は、会社に迷惑がかかることを恐れてしまいがちです。
しかし、あなた1人が辞めたことで会社が倒産することは、ほぼありえません。
あったとしたら、あなたが辞める辞めないに関係なくつぶれる会社でしょう。
会社は、1人辞めたところで、別の職員をすぐに雇用するだけの話なのです。
2.他の人と退職が重なることを気にしない
HSPの人は、退職者が続いた場合に、会社を心配して辞めることを躊躇してしまいます。
しかし、退職者が続いているのは、会社側に何らかの原因があるのです。
あきらかな問題がある会社に、気を遣う必要はありません。
- 他の人のタイミングに合わせて退職日を変更する必要はない
- 残ったとしても待遇が良くなることはない
退職日を遅らせたからといって、会社側が待遇を良くしてくれるわけではありません。
始めは罪悪感を感じましたが、退職後の会社の惨状を知って、心から辞めて良かったと感じました。
後悔しないためにも、必ず自分のタイミングで辞めるようにしましょう。
3.会社よりも自分の気持ちを優先する
会社で得られるメリットよりも、自分の気持ちに従うことも大切です。
たしかに、会社で勤めていれば、安定的な収入や職を失う不安は解消されるかもしれません。
しかし、あなたの本当の気持ちは何でしょうかは?
- 他の業種に転職したい
- 今の職場だと成長できない
- 今後、良くなる兆しが見えない
上記のように感じているなら、自分の気持ちを優先するべきでしょう。
引き留めに合うときに、提示してくるメリットは会社側に都合がいい場合が多いです。
冷静に今の自分の気持ちと向き合って、それでも辞めたい気持ちが強いのなら、すぐにでも辞めるべきなのです。
4.辞めたい理由を紙などに書きだす
辞めたい気持ちを明確にするためにも、退職したい理由を紙に書きだすのがおすすめです。
辞めたい気持ちを明確にすることで、引き留めに合ったときでも気持ちが揺らぐのを防げます。
以下のように、ノートやパソコンなどに、気持ちを書きだしてみましょう。
- 辞めたい理由を箇条書きで書きだす
- 辞めたいと思うまでに至った経緯を整理する
辞めたい理由を整理することで、あいまいだった辞めたい気持ちが明確になります。
確実に会社を辞めるためにも、退職理由を紙に書きだし、自分の意思を明確にしましょう。
5.伝える前に転職先をきめてしまう
退職後の不安な気持ちを解消するためにも、先に転職先を決めてしまうのも手です。
転職先が決まってしまった以上、もう辞めるしか選択肢がありません。
転職先が決まっている方が、引き留めも受けずらくなります。
- 次の職場を決めておくことでお金の不安は解消される
- 引き留めに合う確率を減らせる
- 選択肢が辞めるしかないので伝えやすくなる
退職に頭を悩ませている場合は、思い切って転職活動を始めてみましょう。
よりいい条件の職場が見つかれば、迷いもなくなります。
HSPにおすすめの転職エージェントについては、以下の記事でまとめたので、参考にしてください。
こちらもCHECK
-
【厳選】HSPにおすすめできる転職エージェントはこれ!ランキングや選び方を解説
続きを見る
まとめ:HSPで退職に悩んだら退職代行の活用も考えよう!
HSPの人は、退職を伝えるだけでも大きなストレスを感じてしまいます。
そうした不安を少しでも和らげるために、最適な退職の伝え方について解説しました。
本日のまとめ
- HSPが退職を言い出せない7つの理由を知る
- 退職の不安を和らげる5つの考え方を理解する
- 退職の失敗を避ける6つの伝え方を実行する
上記の手順で進めていけば、滞りなく退職が可能です。